黄金色のいちょうの木にたわわに実る銀杏。いちょうは雌雄別株で、銀杏が実るのは雌の木である。いちょうはしばしば街路樹にもされるが、銀杏はにおいがきついため、街路樹に使われるのは一般に雄の木だ。
銀杏はタンパク質、糖質をはじめ、カロチン、カルシウム、レシチンなどを多く含む栄養豊かな食品。咳止め作用もある。
その反面、銀杏はメチルピリドキシンという有害物質を微量に含むため、食べすぎると呼吸困難、嘔吐や、重篤な場合は意識不明、死亡に至ることもあるので注意が必要。特に幼児の場合、数粒食べただけでも中毒症状が出ることがある。
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銀杏が食卓にのぼるまで
木から落ちたばかりの銀杏は、オレンジ色の果肉をかぶっている。これを何日も水につけて果肉を腐らせ、柔らかくなったら水で洗い流して種を取り出した後、天日で乾かして殻を割る、という少々面倒な作業を経て、銀杏はようやく料理に使える状態となる。
韓国の銀杏料理には、油で炒めて塩をふったウネンポックム(
:銀杏炒め)や、それを他のものと盛り合わせたマルンアンジュ(
:乾きもののおつまみ)などがある。また、炊き込みご飯に入れたり、細かく刻んで餅菓子に入れたりもする。
↑マルンアンジュ(
)
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コミョン
韓国料理では、料理にいろどりを添えるためにあしらうものを
コミョン
(
)という。銀杏はよく、煮ものや鍋もののコミョンにも使われる。コミョンにはこのほか、松の実、糸とうがらし、錦糸卵、薄焼き卵をひし形に切ったもの、細葱などが使われる。
←宮中料理の鍋料理の代表格でもある
シンソ
ル
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