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韓国食材&調味料 KOREAN Foods & Seasonings

わらび
コサリ

 韓国料理では山菜・野草を使うことが多いが、わらびは山菜の中でも大変ポピュラーな食材。朝鮮半島全域にわたって、日当たりのよい山野に自生し、古くから食べられてきた。
 わらびは、春〜初夏にかけて新芽が伸びてきたら、葉が開かないうちに摘む。摘む時期が遅れると、茎が固くなって食用に向かなくなる。

わらびのアクぬき
 わらびは毒性があり、生のままで食べると中毒を起こすため、必ず下処理(アクぬき)をしなければならない。アクぬきには、次のような方法がある。

  1. アルカリ性の湯でゆでる
    灰、重層、または多めの塩を加えた熱湯でわらびをゆでて一晩おく。あるいは、わらびに灰または重層をふりかけ、熱湯をかけて一晩おく方法もある。どちらも、流水でアクをよく洗い流してから使う。また、こうしてアクぬきしたものを干して、長期保存できる乾物にする。わらびは乾物の形で多く流通している。
  2. 塩漬け
    わらびを容器に敷きつめて多めの塩をふり、落とし蓋と重石をして密封する。
 なお、わらびはアクぬきしたものであっても、ビタミンB1を破壊する成分や発癌成分が微量に含まれるため、一度に大量に食べたり、長期間にわたって食べ続けることは避けたほうがよい。

わらびを使った韓国料理
 韓国料理において、わらびは乾物をもどして使うのが一般的。もどし方はいろいろあるが、熱湯に一晩つけてから、水をとりかえてゆでこぼし、さらに水をとりかえながらしばらく晒すのが伝統的な方法。ぬるま湯でもどしたり、米のとぎ汁でゆでることもある。もどったわらびは、茎の固い部分を切り落として、長ければざっと切って調理する。
↑茹でたわらび
↑乾燥させたわらび

  • (コサリナム):わらびのナム
    もどしたわらびを、ごま油、しょうゆ、にんにくなどで和えた後、フライパンで炒め煮する。あるいは、ごま油で炒めてから調味料を加え、スープやだし汁で煮含める。えごまの粉を加えて煮ることもあるが、こうするとわらび独特のくさみがとれる。(コサリチ:わらびの蒸し煮)、(コサリポック:わらびの炒めもの)、(コサリムチ:わらびの和えもの)ともいう。わらびのナムは、三色ナムのひとつとして、祭祀の供え物としても欠かせない。

  • (コサリジョン):わらびのお焼き
    もどしたわらびを適当な長さに切り、刻んだ葱や青とうがらし、キチなども加えて、小麦粉と卵を溶いた生地に混ぜて油で両面を焼く。
 その他、わらびは副材料として、スープや鍋もの、炒め物、焼きものなどさまざまな料理に使われる。


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