ホンオの名所といえば、全羅南道(チョルラナムド)の黒山島(フクサンド)。全羅道(チョルラド)地方では、ホンオが宴席に欠かせない。ホンオ好きな人は、ホンオを甕などに数日間入れておき、発酵して鼻をつくようなアンモニア臭のするホンオを、さまざまに調理して食べる。本場のものはとりわけ強烈なにおいのため、外国人はもちろん、全羅道以外の韓国人からもしばしば敬遠されるが、高級料理として扱われる。しかし、本場産のホンオは高価なため、近年ではチリなど外国産のものが多く出回っている。
黒山島では、村おこしの一環として郷土色あふれる「黒山(フクサン)貴族ホンオ祝祭」を企画し、その第1回目が、今年10月6〜7日の2日間開催された。
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