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韓国食材&調味料 KOREAN Foods & Seasonings

エイ
ホンオ

 
 エイの仲間を総称して韓国語では(カオリ)」というが、その中で特にサイズも大きく美味で高級とされるガンギエイ(ホンオ:洪魚)といって区別する。
 エイの仲間は、サメ同様、体内組織に尿素を含むため、死後、時間の経過とともに分解してアンモニアを生じる。そのため日本では、アンモニアを生じていない新鮮なエイの身を淡白に味わったり、ヒレを干して酒の肴にしたりするが、韓国ではむしろ長く発酵させて味わう傾向がある。

黒山島(フサンド)のホンオ  
 ホンオの名所といえば、全羅南道(チョラナド)の黒山島(フサンド)。全羅道(チョラド)地方では、ホンオが宴席に欠かせない。ホンオ好きな人は、ホンオを甕などに数日間入れておき、発酵して鼻をつくようなアンモニア臭のするホンオを、さまざまに調理して食べる。本場のものはとりわけ強烈なにおいのため、外国人はもちろん、全羅道以外の韓国人からもしばしば敬遠されるが、高級料理として扱われる。しかし、本場産のホンオは高価なため、近年ではチリなど外国産のものが多く出回っている。
 黒山島では、村おこしの一環として郷土色あふれる「黒山(フサン)貴族ホンオ祝祭」を企画し、その第1回目が、今年10月6〜7日の2日間開催された。

ホンオ料理いろいろ

  • (ホンオフェ:エイ刺し)
    発酵した切り身を刺身にして、チョカンジャン(酢じょうゆ)や、塩とごま油を混ぜたものにつけて食べる。コリコリした歯ごたえが特徴。マッコリ(別名、濁酒(タッチュ))との相性がよいため、両者の組み合わせを「(ホンタッ:洪濁)」と呼ぶ。

  • (ホンオチ:ホンオの蒸しもの)
    ホンオを丸ごと、あるいは切り身にして蒸したもの。芹、葱、大豆もやしなどの野菜を甘辛い薬味じょうゆで味つけしてのせ、一緒に食べる。鼻を刺すようなアンモニア臭が特徴。

  • (ホンオ三合(サマ))
    ホンオフェ、古漬けキチ、ゆで豚の薄切り、の三つをサンチュなどの葉に包んで食べるもの。クセのあるホンオと、よく熟成して酸っぱくなったキチ、脂身の適度に混ざった豚肉が、絶妙なハーモニーをなす。

ホンオフェ
↑ホンオフェ:エイ刺し
ホンオサマプ
↑ホンオ三合(サマ


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