かぼちゃの種類は多いが、韓国でよく食べられる緑で細長い「エホバッ」は、ペポ種の幼果で、戦後急激に普及した。「エ」は子ども、「ホバッ」はかぼちゃを意味する。韓国ではほかに、日本のかぼちゃのように丸い、東洋種の完熟果「トゥングンホバッ」「ヌルグンホバッ」も食べられる。歴史的にはこの方が古いが、現在の生産量はエホバッの方がはるかに多い。
■エホバッの効用
エホバッはビタミンA、C、B1、B2、鉄、カルウムなどを多く含む、低カロリーの健康食品。消化器の粘膜を保護するはたらきがあるので、幼児や老人、病人の食事にも向く。
■エホバッ料理
- 和えもの
(エホバッナムル)
- 衣焼き
(エホバッチョン)
- 蒸しもの
(エホバッチム)
- 鍋もの
(エホバッチゲ) など
■干して保存食に
エホバッを輪切りにして干した「ホバッコジ」や、完熟かぼちゃを細長くかんぴょう状に切って干した「ホバッオガリ」は、水でもどして和えものにする。
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