韓国料理でよく使われる大豆もやしは、大豆に水を与えて発芽させたもの。日陰で水耕栽培ができるため、場所を問わず冬場でも栽培可能な野菜として重宝されてきた。
発芽前の大豆と栄養成分を比べると、ビタミンC・B1・B2などのビタミンが著しく増加し、反対にカロリーが減少しており、低カロリー、高たんぱく、食物繊維豊富な極めてヘルシーな食品といえる。また、豆部分のたんぱく質が分解されてアミノ酸が生じるため、大豆もやしには他の野菜にはない独特のうま味がある。
昨今話題の「スプラウト」とは、ブロッコリーの芽、豆苗などの新芽野菜のことだが、大豆もやしは古くから存在するスプラウトの一種といえる。
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