1956年 東京生まれ。在日コリアン二世。
父(故・全鎭植)をモランボン流宗家にもち、幼い頃より母国の料理にふれながら育つ。
とにかく食べることが大好きで、あだ名は「ムットリ(食いしん坊)」。
料理上手な祖母、母のもとで舌と腕を鍛えられ、父からは朝鮮半島の食文化と民族の心を学ぶ。
「モランボン味の研究所」を拠点に研究活動の傍ら、父の創設した「モランボン調理師専門学校」にて四半世紀にわたり韓国・朝鮮料理の指導に力をそそいだ。
“焼肉やキㇺチだけではない、悠久な歴史の中で育まれた朝鮮半島の食文化を正しい形でひろめたい” という『モランボン流』の理念は、調理師として巣立った多くの卒業生をはじめモランボン流の講師や調理技師に引き継がれている。
スタジオの活動
料理教室、コリアンサロン、食べる会、など多彩なスタイルで韓国料理を紹介してきた。夫婦、親子での参加者もおり、会食中は和気藹々の雰囲気。日本の各地や海外からの申込みもある。「おいしい♪」というお客様の声が一番のパワーのもと。モランボン流講師のスタッフと共に心をこめて料理を作っている。
次女のコン・チュリョンはモランボン流後継者として研鑽を積む日々。料理家としても今後が期待されている。
手作りキㇺチ合宿
10年にわたり「手作りキㇺチ合宿」を実施し、誰でもおいしく漬けられる“キョンファ流キㇺチ作り”を伝授してきた。とにかく楽しい♪と大好評!多くのリピーターで賑わった。
本場韓国の料理家たちとの交流
韓国へも頻繁に足を運び、現地の料理家たちと交流を深める一方、ホットな食情報収集に奔走。本場韓国の食文化にふれるオリジナルツアーも実施してきた。
志は「高く、遠く」
「夢」は“朝鮮半島縦断食べ歩きツアー”を実施すること。KOREAはひとつ、南北を自由に行き来しながら各地の料理を味わう時代が来ることを願う。
「神楽坂女声合唱団」などチャリティーイベント
今年で20周年を迎える『神楽坂女声合唱団』の活動はライフワークのひとつ。恒例のクリスマスチャリティーディナーショゥは多くの観客で賑わう。サントリーホールで毎年行われる「3.11のチャリティーコンサート」にも参加している。平和を祈る合唱団の歌声は人々の心に響いている。。
著書は多数
「ベジコリアン(柴田書店)」、「ジョン・キョンファのおいしいおかず(柴田書店)」、「きょうも、おいしかったね。(主婦と生活者)」、「一人暮らしの息子へ(講談社)」、「おなかすいたっ!すぐごはん(家の光協会)」、エッセイ本「オンマの台所(大和書房)」など、さまざまな切り口で韓国料理を紹介している。