10月の食べる会はチョンゴㇽという韓国の鍋料理です。
下ごしらえした材料を浅めの鍋に彩りよく盛り込み、ユッス(スープ)を加えて煮ながらいただ
きます。
普通は4〜5人分をひと鍋で仕上げて一緒に食べますが、今回は小さな鉄鍋でひとり分ずつ提供
しました。
乾杯の後、コグマチュッ(さつまいも粥)、センソンフェ(お刺身)、三種のジョン(れんこん・
秋茄子・柿)、金目鯛のチㇺ(蒸しもの)等々。いつものようにコース仕立てで召し上がってい
ただきました。
デザートはチュリョン先生オリジナルの栗のタンジャ。大好評でした。
「きょうは極上の牛肉と牛ユッスを準備しました。」
上質な牛すじをたっぷり使い、ことこと煮出します。
きれいに漉し、余分な脂も取り除きます。最高のブイヨン!
豚ロースはさっぱりしたチャㇷ゚チェに。
錦糸卵も。ほかに、もやし、絹さや、赤ピーマン、きゅうり、きくらげなど、色とりどりの食材と春雨をさっぱりしたヤンニョㇺで和えました。
れんこんは歯ごたえを残して茹でます。
卵の衣をまとったれんこん。
柿もジョンにします。あとは秋茄子に鶏ひき肉の具をのせたカジジョン。
シンプルですが、ジョンは素材の味が生きています。
センソンフェ(お刺身)は三種盛り。おろしたてのさんま、甘海老、まぐろ。チョコチュジャンはすだちの絞り汁をたっぷり加えました。みなさん、ぺろり!
メインのチョンゴㇽは銘々に石鍋で。
お好みの煮え具合で食べましょう!と先生。
わぁー、美味しそう。どれにしようかな?
私はあまり煮過ぎないほうがいいわ。
そろそろいい感じですよ、とチュリョン先生。
はい、どうぞ。熱いので気をつけてくださいね。
グツグツ煮えてきました。
炊きたてのご飯、キㇺチ、さきいかムッチㇺ、そして、2年前に漬けて発酵させたニンニクの茎チャンアチも。
デザートは栗のタンジャ。
もち米粉のお餅に栗のコムㇽ(衣)をまぶします。
美味しいですよ♪ リョヒャン先生はケジチャ(桂枝茶)の仕上げ。
最後のひとつ、遠慮のかたまりをどうぞ。
人気だったので土曜日は多めに作りました。おかわりにまわるチュリョン先生。
お腹いっぱいだけど口が食べたいわぁ! お餅は別腹(^-^)。
手作りのパㇺタンジャ、とても人気でした。
満足で~す!とみなさん。
初参加のkさん。新婚時代に買ったんです、と持ってきてくださったのは「きょうも、おいしかったね。」の初版でした。感激する先生とはい、キㇺチ!
いやぁー、美味しかったです!と満面の笑顔。
画家の三井淑香さんと。個展のお知らせをいただきました!
「牛肉ときのこの宮中チョンゴル」、栄養があってしみじみ美味しいご馳走鍋でした。
トータルでかなりの量になりましたが、ご飯やチョンゴㇽ、デザートをおかわりする方もいらっしゃ
いました。
「れんこん、歯ごたえがあって美味しい!」、「柿のジョンなんて始めて!おいしいです!」
「こんな上等な牛肉なんて、すごいわ♪」等々、それぞれの料理に歓声があがりました。
仕込みも仕上げもかなり手間のかかるメニューでしたが、料理はどれも美味しく、順調に仕上がり、
二日間ともにご好評をいただきました。
美味しい料理を食べながら会話も弾み、とても楽しそうでした。