恒例の「手作りキㇺチ教室」、今年は2回の実施でした。
ほとんどが毎年来る方で、30年を超えるベテランもいらっしゃいます。
「キㇺチ合宿」の参加者も多く、白菜の美味しい季節はキョンファスタジオでキㇺチを漬けたい!と思うそうです。嬉しいことです。
キㇺチ作りは韓国では大量の白菜を漬けますが、キㇺチ教室ではひと株の白菜でも美味しく漬ける方法を伝授します。
「おいしいキㇺチを漬けたい~♪」とやる気満々のみなさんは、真剣にデモンストレーションをご覧になります。
キㇺチの基本は塩漬けですが、教室ではみなさんが漬け込む白菜を前日から塩漬けしておきます。私も含めてスタッフは塩漬けもハイレベルです(^-^)。
白菜は一枚ずつ丁寧に塩をふります。見るのは簡単ですが、実際にやるのは大変なことです。上手に塩漬けができれば美味しいキㇺチに変わります。
各自でキㇺチヤンニョㇺを作ります。みなさん、とても楽しそう。
塩漬けした白菜にヤンニョㇺをぬりつけて完成! 自分のキㇺチなので、味見をしては「おいしいですー!」と笑顔。初めて参加の方も嬉しそうでした。
毎年いらっしゃる方たちは、余裕の表情。「今年もおいしいキㇺチになりました!」と笑顔があふれていました。
キㇺチ教室のもうひとつの人気は「チェユッ」と言われる茹で豚です。
私は朝から“茹で豚アジュンマ”?!(笑)
45年以上繰り返しやってきたことですが、豚肉の質や大きさ、厚さ、脂の量などにより、毎回、神経を使って仕込みます。
漬けたてのキㇺチと一緒に食べる茹で豚は格別!!!
今回も大好評でした。
いつもあわただしいので、写真があまり撮れなくて残念ですが、キョンファスタジオの教室はとても賑やかで“おいしい空気”に包まれています。
市販のキㇺチは山のようにあるし、韓国でも自分でキㇺチを漬けない人が多くなりました。
でも、私はオモニ(母)のキㇺチを食べてきたので、それば美味しさと健康のもとです。
自分で漬けたキㇺチは生きています。毎日、味が変わっていきます。漬けたても若くておいしい! ちょうどよく漬かったキㇺチも最高! 数週間、数か月過ぎて熟したキㇺチは別物で魔法のような美味しさなのです。
キㇺチ教室ではほどよく漬かったキㇺチと漬けたてのキㇺチを味わっていただきます。
キㇺチは漬物としてだけでなく、チゲ、蒸し物、炒め物、チヂミなど、すべての料理に大活躍します。みなさんにもいろんなキㇺチ料理を広めたいと思う私です。
おいしいキㇺチを漬けられるように育ててくれたオモニに、心から感謝しています。
そして、今年も「手作りキㇺチ教室」に参加くださったみなさまにも感謝です。
キㇺチ2種類と茹で豚、卵スープ、ご飯が並び、テーブルも賑やかでした。食後はコーヒーを飲みながら、会話が弾むみなさんでした。
お疲れさまでした!!!