最後のブログから4カ月近くになります。
私の中では一年くらいの感覚でしょうか。
みなさまにはたくさんの心配とお気づかいをいただき、ありがとうございました。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それから、、、そっとしておいていただき、ありがとうございました。
すっかり翼をたたんでしまった私。
もがいてみたけれど、やっぱりブログを書くことができませんでした。
もう12月。
怒涛のような2020年はあと少しで終わります。
数日前、チュリョンが「オンマ、ブログ書かなくちゃ。」とぽつんと言いました。
みんな心配しているからと。
そうね、そうだわね。
ふふふ、白血病の娘に言われてしまいました。
毎日、パワフルに動きまわってきたけれど、もしかすると私のほうが重病だったのか
も知れませんね。ハハハ
ブログも書けず、作った料理の写真を撮る気にもならず、今日に至りました。
無理して元気を装うことはできませんでした。
でも、ようやく翼を広げる気持ちがわいてきました。
みなさまのおかげです。
ありががとう。
コロナが相変わらず収まらない日々。
料理教室を再開しよう!と日程を決め、告知しようとする度に状況が悪化し、待ったがかかりました。
11月半ばには告知をする予定でしたが、それも断念。今年はそういう年なのかもしれません。
スタッフと協議を重ねて、コロナ対策をしながらお教室の準備をすすめています。
年内には来年の料理教室のご案内をする予定です。
もう少しお待ちくださいね。
あらためて、今日はみなさまにご報告です。
チュリョン先生はこの夏、二度の骨髄移植手術を乗り越え、秋に退院しました。
白血病の中でも稀なケースでした。
面会もできず、長い間病室でひとり、過酷な闘いを勝ち抜きました。
一時は危険な状態で覚悟をしましたが、奇跡的に生きて帰れたことに感謝しました。
久しぶりに会った娘は別人のような姿になり、抱きしめたらぽろっと折れて消えてし
まいそうでした。
こんなんで本当に大丈夫なの?と心配しましたが、今は毎日、着々と回復に向かって
います。
大量の薬、注射、次々と襲いかかる後遺症に耐えながら治療とリハビリに専念しています。
子供たちに会いたい一心で頑張っているのだと思います。
オンマのパワーはすごい!
退院後は感染を避けて自宅で隔離し、孫たちは我が家で暮らしてきましたが、それも
あと少しの辛抱です。
数値が上がり、体力がつけば元の生活に戻れます。
道のりは険しいけれど、前に進みます。
来年は復活の年!
一緒に料理教室もできるはずです。
今は焦らず、治療に専念してほしいと願う母です。
今回のことで私の人生観は大きく変わりました。
今まで以上に一瞬一瞬を大切にしたいと思うようになりました。
普通の生活、いつもの暮らしがどんなに愛おしいかを痛感しました。
大切なものが何なのかをあらためて知ることもできました。
今は子供や孫たちが健康に過ごせることが一番の願いです。
そして、64歳の私が、毎日ご飯をしっかり食べ、元気に働くことができる幸せをかみしめています。
生きることは困難が多いけれど、タフな心を育てながら、出来るだけ笑顔で過ごした
いと思います。
オンマとして、ハンメとして、食いしん坊の料理家としてこれからも歩き続けます。
キョンファスタジオで、みなさまにお会いする日を楽しみにしています。
では、今日もよい一日になりますように!