週末の料理教室はフリークラスでした。
ハンメのラーメン、ハンメのアルサムクイ(卵焼き)など、ハンメの人気料理をご紹介しました。
ハンメはハルメ、ハルはひと文字で、ルは舌を巻きます。正式にはハルモニ。
おばあさんのことです。
慶尚南道の方言でハルメと言いますが、ルの発音が難しいので、”ハンメ”と言うと誰でも言えます。
孫たちもみんなハンメ! おばあちゃんと呼ばれたことはありません。
保育園にお迎えに行くと、お友達が「コウちゃん、ハンメがきたよー!」と呼んでくれるほどです(^-^)。お隣さんの子供たちも私をみると「ハンメー!」と大きい声で叫びます。ハハハ 嬉しいわ。私も立派なハンメになりました。
私が二十代で生んだ子供たち3人は、小さい頃からハンメ(私の母)が大好きでした。
ハンメの料理は最高!
息子は中高生の頃、内緒でハンメの家に寄ってはハンメ料理を食べていました。学校へ行ったふり?ふふふ、思いやりの深い優しいハンメに癒されていたようです。
今、思うとモランボン調理師専門学校と料理教室、味の研究所、出版、撮影、テレビ等、とても忙しかった私はお風呂とご飯、お弁当くらいしかやってあげられませんでした。
成長期の子供たちにもっといろいろ寄り添ってあげられなくて、反省が多いですが、もう今更ですね(笑)。
上等な牛すじでつくったスープに、たっぷりの野菜を炒めてのせたハンメラーメン! 塩味ですが、食べながら、特製ヤンニョムを加えて味わいます。
にんにく、ねぎ、青とうがらし、粉唐辛子、ごま等…。ヤンニョムだけでも絶品。
細いラーメンも茹でたて。チェゴー!!!(最高)
そんな母のハンメラーメンは、今、私が作るハンメラーメンになりました。
料理教室でも何度か紹介しましたが、いつも喜ばれます。
美味しく食べてもらいたくて、スタッフと一緒に頑張りました。
7キロの牛すじを仕込みました。
特製ヤンニョムに入れたプッコチュ(青とうがらし)はサムチョン(叔父)が手作りしたものとオッパ(兄)が育てたものをミックスしました。どちらも愛情たっぷりの無農薬栽培です。粗く切って入れるので歯ごたえもあり、これまた最高。私の好物です。
もう一品のハンメ料理はハンメの卵包み焼き。アルサムクイです。
その時々、冷蔵庫にあるものを包んで、チーズをのせて焼きます。卵は裏ごしたりせず、適当にほぐして気軽にさっと焼きますが、孫たちは喜びます。
見た目もよいので、大人も大好き。酒の肴にもOKです。
フリークラスですが、アルサムクイは各自で焼いていただきました。みなさん、とても上手にできていました。キッポヨー!(嬉しい)
旬の牡蠣のフェはレモンの香りを効かせたチョコチュジャンで。タンパク質をしっかり摂れます。
パギムチ(青ねぎのキムチ)はさっと茹でて仕上げる簡単キムチ。
ビタミンCたっぷり! ご飯にもよく合います。
寒い毎日ですが、ボリュームのあるハンメラーメンは大好評でした。
「先生、牛すじとスープ、すご~く美味しいです♪」と大歓声で、私は熱いスープをみなさんの鍋に配りまわったほどです。
みなさんの笑顔と楽しい食事。おかげさまで私も元気をいただきます。
コマウォヨーーー!(ありがとうー)
今回も賑やかなお教室でした。
これからもう少し寒くなりますが、きちんと食べていれば健康を保てます。
手作りのご飯は薬よりパワーが出ます。
みなさん、どうぞしっかり召し上がってくださいね。