今日は私にとって、嬉しく、めでたい日です!
12年前、初孫のソフィが生まれました(^-^)。
あっという間でもあり、長くもあるような気持です。12年前の今、私はシドニーにいました。
20歳前から父を継いで料理の仕事を始めていた私。仕事を休むことなど一度もありませんでした。
ふふふ、自分の結婚式の前日も、料理教室をしていました。モランボン調理師専門学校で実施していたクッキングサロンのお教室です。金曜日は昼の部と夜の部、土曜日はお昼の部。週末のお教室は3クラスしていました。懐かしい。代理講師もできましたが、自分の明日の結婚式のためにお願いすることではなかったので、普通に教室を進めました。今なら、前日くらいは休ませてもらったかしらね(笑)。
父が亡くなった翌日も、依頼されていた棒社主催の料理講習会も渋谷で頑張りました。涙をこらえ、スイッチを代えて。きっと父が喜んでくれると思ったので、できたことです。数年後、少し後悔しました。娘として、母のそばにいてあげるべきだったと、やっと思えたのです。親不孝な娘です。
自分で決めて始めた仕事は精一杯やるべき。
人間は汗水たらして頑張って働くのだ、と常に教えてくれた父の言葉がパワーになっていました。
「キョンちゃんはえらいね。」とほめてくれる方がたくさんいらして、心からありがたく思います。
でも。でも、実は私は気が弱いのです。いつも不安なのです。だから、必死で頑張らないと心配でいられないのです。ハハハ
どんなことも、思ったようにはできません。いつも。だから、いつもいつも何とか乗り越えられるように、なんとかうまく進むように努力するのです。この年齢になっても、たいして変わりません。おばあさんになり、記憶力も体力も落ちたので、さらに苦労しています。
話題が大きくそれてしまいました。
お話したかった内容にはいりますね、
12年前、私は始めて一ヶ月、仕事を休みました。その頃、キョンファスタジオは神宮前にありました。
「9月いっぱい、料理教室をお休みしますね。”産休”です。ふふふ、おばあちゃんの産休ですけど。」とお教室のみなさんにも伝えました。
この挑戦は、私の大好きな先輩料理家GKさんのアドバイスでした。彼女が孫のためにそうしたと伺い、素晴らしい!と同感して、決心したのです。
今でも感謝です。
8月末にオーストラリアのシドニーへ飛びました。
長女へりょんの家に着いた日から、私のしたことは丸鶏探しです。ハハハ
わかめスープに使う丸鶏。美味しいのはどこのお店のかしら?とあちこち探しました。
韓国食材のお店はヘリョンがいつも行くところなので、すぐにご挨拶。オーナーのおじさんが、乾燥わかめをプレゼントにくれました。カムサハムニダ!
予定より少しでも早く生まれてほしいと勝手に思う私でした。何故か?って、生まれた孫と一日でも長く過ごしたかったから。娘のそばにも長くいてあげたかったから。
何件も回り、美味しそうな丸鶏、ちょうどよいサイズの鶏ちゃんと出会いました。
そして、今日から毎日、ずっと丸鶏わかめスープを作りました。
ノーム マシイッソヨ!(とても、最高に美味しい)。
お気に入りのお店は、私が近づくだけで、売り場の女性がしゃがんで、ショーウインドウから丸鶏をつかむほどでした。毎日、買いに来るコリアンおばさんのためにね。ふふふ
今でも不思議なのですが、シドニーにいる間、毎日、わかめスープ(ミヨックッ)を作り、毎日食べたのです。私の人生でこんなことは最初で最後です。ハハハ
ヘリョンは「オンマ、美味しい!ありがとう。」と言いながら、私の作る料理を嬉しそうに食べてくれました。
そして、ソフィはおっぱいをたっぷり飲んで、日々、元気に、かわいく成長しました。
思い出は山のようにあります。
私が日本へ戻った後、娘はどれだけ大変だったでしょう。赤ちゃんを育てる毎日、不安も多かったと思います。
海外で、誰にも助けてもらうこともできず、いろんなことを乗り越えてソフィを育ててきたのでしょう。
優しいアンソニーとふたりで、宝のようなソフィを抱きしめて頑張ってきたのでしょう。
チャンハダ! チャッカダ!(すごいよ、えらいよ、がんばったよ。)
よかったね。
あ~~~、今日はめでたい。
ソフィ、12歳、センイル チュッカヘヨ~♪ 誕生日、おめでとう!
ハンメはそばにいられないけれど、いつも応援してるよ。
元気で可愛い少女に育ったソフィ。少女というより、もう女性のようだね。嬉しい!
ソフィの朝ご飯は、丸鶏わかめスープ、炊きたてのご飯、ケランマリ(厚焼き卵)、キムチでした。オンマの愛情たっぷりの誕生日朝食を食べて幸せだね。ハンメも食べた~い!
夕食も楽しみなソフィです。
短い時間ですが、動画で楽しく会話できて、ハンメは嬉しかったよ。
ソフィ、これからも健康で楽しい毎日を過ごしてね。
サランヘ♪(愛してるよ)。